【京都】同志社 93年ぶり聖地へ快勝発進も「細かいミス反省」

[ 2017年7月11日 07:32 ]

第99回全国高校野球選手権京都大会1回戦   同志社7-0洛水 ( 2017年7月10日    わかさ )

<京都大会 同志社・洛水>2回1死二塁、先制打となる適時二塁打を放つ同志社・森本
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 93年ぶりの甲子園を目指す同志社が快勝発進だ。2回に7番・森本の右翼線二塁打で先制。以降も攻撃の手を緩めず、長打7本を含む12安打で洛水を7回コールドで退けた。

 「バットは振れていましたが、細かいミスがいろいろあったので、しっかり反省です」

 野村一成監督は大勝にも気を引き締めた。1915年に始まった第1回大会から出場を続ける予選皆勤校の一つ。19年夏と甲子園初開催だった24年夏の2度、全国大会出場を果たしている正真正銘の名門校だ。

 府内屈指の難関校で優等生ぞろい。勝負事では時にマイナスに作用することもある。東海大山形の選手として04年春の甲子園出場経験を持つ野村監督から見れば歯がゆさを感じることもあった。

 「能力はあるのに自信を持てない子が多かった。まずは心の部分。“やってやるぞ”という気持ちになれるかどうか」。15年夏にはシード校を破るなどしてベスト8へ進出。高まる古豪復活への機運を、ここで断ち切るわけにはいかない。

 部員の半数以上は同志社中学出身。「9番・遊撃」でフル出場した藤原は早実の4番・野村と中学3年時にクラスメートだった。「選抜の際もLINEで連絡を取りました。いつかは対戦したいです」。聖地での再会へ一戦必勝を期した。

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2017年7月11日のニュース