巨人・田口 防御率&勝利数の2冠「自分だけの力じゃない」

[ 2017年7月10日 20:48 ]

セ・リーグ   巨人3―2ヤクルト ( 2017年7月10日    東京D )

<巨・ヤ>ヒーローインタビューを終え、場内を1周した巨人・田口はピカチュウに迎えられる
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 巨人の21歳左腕・田口がヤクルト打線を8回5安打2失点に抑え、チームメートの菅野と広島・薮田に並ぶハーラートップタイの今季8勝目を挙げた。

 4回、1死二塁から山田にスライダーを左翼スタンドへ運ばれ先制を許したが、失点はその一発による2点のみ。「2点で何とか抑えようと思って。野手の方もたくさん助けてくれたので、それに応えられたかなと思います」と振り返った。

 2―2で迎えた7回、2死走者なしから長野が勝ち越しソロ。ベンチ前でキャッチボールをしていた田口は大きなガッツポーズを見せた。その瞬間の思いを「素直な気持ちです、はい」と初々しく打ち明けた。ハーラートップの8勝に防御率も1位。タイトルも視野に入ってくるが、「自分だけの力じゃないので。本当に野手の方にも助けられてますし、誠司さん(捕手の小林)にも本当に引っ張ってもらって、それに何とか応えようと必死に食らいついている結果だと思います」と控えめなコメントに終始した。

 球宴前の登板はこれで終わり。プロ4年目で初選出された球宴に向けては「楽しみです。色々なことを勉強して、自分の全力投球を皆さんに見せられるように頑張りたいです」と話した。

 ▼巨人・高橋監督「(打線は)少ないチャンスの中、ベテランがいいところで積極的に打ってくれた。(長野は)ここに来て長野らしい、いい活躍をしてくれている。(田口は)ホームランを打たれた以外はいい投球だった。(カードの)初戦を取るのは大きい」

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