楽天 通算800勝 119キロ巨漢ペゲ激走から逆転!首位譲らん

[ 2017年7月6日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6―2ロッテ ( 2017年7月5日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>5回無死、遊撃内野安打を放つペゲーロ
Photo By スポニチ

 05年球団創設から13年目。楽天が通算800勝をもぎとり、首位をキープした。

 ペゲーロ、ウィーラー、アマダーの破壊力に目が奪われるが、それだけではない。119キロの巨体がスムーズに加速した。ド迫力。1メートル92のストライドが伸びた。1―2の5回、先頭・ペゲーロが遊撃前の当たりで内野安打。逆転劇はこの全力疾走が口火だった。

 「走ることには自信がある。打ったら全力疾走は、いつでも変わらないことだよ」

 139キロの変化球に詰まった。ワンバウンドした打球は中村の前へ。ワンステップ挟んだ一塁送球にペゲーロが競り勝ってセーフになった。「足、速いんだね。走りだしたら速い。ああいうヒットで出塁するとつながってくる」と梨田監督も目を丸くした激走。1安打1四球などで無死満塁とし、銀次の二ゴロとアマダーの左犠飛で逆転。強打が魅力の助っ人の執念が、勝利につながった。

 恐怖の2番として前半戦快進撃をけん引。強打だけではないクレバーさも持ち合わせる。無死二塁の初回は進塁打の二ゴロで先制点につなげれば、2回2死一塁からも振り回さず四球を選んだ。これで12試合連続出塁。「どんな状況であれ、チームを助けることを考えている。今日みたいな役割も、できることは少しでも貢献したい」と胸を張った。

 試合数の多い2位・ソフトバンクがマイナス0・5差に迫る中、12残塁と攻め手を欠いた試合をもぎ取った。「状態が良ければ、ああいうプレーはこれからも見せられるよ」とペゲーロ。勝負の後半戦へ、ペースダウンするわけにはいかない。 (春川 英樹)

続きを表示

この記事のフォト

2017年7月6日のニュース