打倒早実へ 日大三・桜井復活!2回4K145キロ 金成と二枚看板

[ 2017年7月5日 05:30 ]

練習試合   日大三7―0三浦学苑 ( 2017年7月4日    日大三グラウンド )

<三浦学苑・日大三>2回無失点、4奪三振と好投した日大三・桜井
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 日大三が4日、都内の同校グラウンドで三浦学苑と夏の西東京大会前最後の練習試合を行い、今秋ドラフト候補の桜井周斗投手、金成麗生投手(ともに3年)の2枚看板が投打にわたる活躍を見せ7―0で勝利。

 7球団28人のスカウトが集結する中、救援した8回からの2イニングで自己最速タイの145キロを記録するなど4三振を奪った桜井は「センバツくらいの状態に戻ってきた。安心しました」と完全復活を宣言した。

 試合前までは不安だらけだった。センバツ後に「30球に5球くらい」しかストライクが入らない不振に陥り、5月の中京大中京戦では3回13失点のめった打ちを食らった。この試合からレンジャーズ・ダルビッシュらを参考にセットポジションからの投球に変更し、安定感が復活。相乗効果で宝刀スライダーの威力も増し、4三振全てがスライダーだった。定評のある打撃では5回に満塁弾を放った。

 金成も先発して3回無安打無失点。打撃でも7回にソロ本塁打を放った。ナインが狙うのは昨秋、今春の東京都大会決勝で敗れた早実への雪辱。三たび対決する可能性があるのは決勝だ。万全の状態で迎える夏。「2人で支え合ってチームの勝利に貢献したい」と金成は誓った。(東尾 洋樹)

 ▼中日・中田宗男スカウト部長(桜井の)あのスライダーは打てない。野手か投手か迷うね。いい投手になる可能性を秘めている。

 ▼ヤクルト・橿渕聡スカウトグループデスク(桜井は)春の関東大会の頃から比べると良くなった。球が安定していた。

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