西武・森コーチに通夜で351人が別れ 楽天・岸、ロッテ涌井ら参列

[ 2017年7月4日 05:30 ]

森コーチの祭壇(西武ライオンズ提供)
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 6月28日に多臓器不全のため42歳で死去した西武・森慎二投手コーチの通夜が3日、西東京市の総持寺大日堂斎場で営まれた。試合があった1軍選手は来られなかったが、2軍選手や球界関係者ら351人の弔問客が別れを惜しんだ。

 祭壇は現役時代の背番号11のユニホームをまとい、本拠地のマウンドから投げ込む姿をかたどったもの。当時のスパイクやグラブも飾られた。潮崎2軍監督は「野球に対しても遊びに対しても一生懸命なやつ。昔ながらの野球人」と振り返り、「西武ライオンズを激励する意味で天国から見守ってください」と言葉を絞り出した。

 西武OBも参列。07年から10年間にわたって11番をつけた楽天・岸は「慎さんの次に11を受け継いだことを誇りに思う」と回顧。新人時代の05年に一緒にランニングするなど可愛がってもらったというロッテ・涌井も「みんなのお兄さんみたいな感じだった。突然のお別れで悲しい」としのんだ。告別式は4日の午前10時半から同所で行われる。

 ▼巨人・豊田2軍投手コーチ びっくりしたというか、信じられなかった。(西武で)お互いが一番いい時期に一緒にやらせてもらった。

 ▼楽天・松井稼(西武時代に)野球もプライベートでも公私ともに可愛がってもらった。

 ▼巨人・片岡(西武時代は)試合に出るようになって、少しずつ話すようになった。いつもかっこよかったです。

 ◆主な参列者 伊原春樹、松沼雅之(西武OB)、田辺徳雄(西武球団本部チームアドバイザー)、渡辺久信(西武シニアディレクター兼編成部長)、涌井秀章(ロッテ)、小林雅英(ロッテ投手コーチ)、松井稼頭央、岸孝之、細川亨(楽天)、片岡治大、脇谷亮太(巨人)、豊田清(巨人2軍投手コーチ)、小関竜也(巨人2軍打撃コーチ)、松中信彦(元ソフトバンク)、小倉智昭(キャスター)=順不同、敬称略=

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