危険スライディング初適用 ヤクルトのバレンティンに守備妨害を宣告

[ 2017年7月1日 18:40 ]

セ・リーグ   ヤクルト1―3阪神 ( 2017年7月1日    甲子園 )

<神・ヤ>7回、バレンティンの守備妨害の判定に抗議する真中監督
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 併殺を阻止するための危険なスライディングを防ぐ新ルールが、ヤクルトのバレンティンに初適用された。

 7回1死一塁、大引の二塁手へのゴロで一塁走者のバレンティンは二塁封殺となったが、二塁で送球を受けた遊撃手の糸原の足元に滑り込んだプレーがリプレー検証され、守備妨害を宣告された。打者走者もアウトとなる決まりで併殺となり、バレンティンに警告が与えられた。

 責任審判の一塁の丹波塁審は「見ての通り明らかに走路を外れていて野手に向かっていっていた。最後には手を出した感もあった。一塁に投げていたらどうかというタイミングは関係ない。野手に接触しているか、いないかでもなく、故意に守備を妨害しようとする意図があったか、ないかなので。守備妨害として一塁の打者走者をアウトとしました」と話し、悪質性が認められた場合は退場処分とすることを説明した。真中監督は「タイミングは全然セーフだったので。どんなタイミングだろうがスライディングが怪しいという時は守備妨害をとるということなので。確認にいきました。本人は接触はしていないと言っていた。ただベースに向かってスライディングしていないという判断だったのでしようがないと思います」と語ったものの、バレンティンは「自分としてはそんなに危険なスライディングだとは思っていない。接触はしていません」と不服そうだった。

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2017年7月1日のニュース