巨人・阿部 初一塁手で13度目球宴 選手間投票で選出、1日1軍復帰へ

[ 2017年6月30日 05:30 ]

ノックを受け終え、帽子を取る阿部
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 「マイナビオールスターゲーム2017」(7月14日・ナゴヤドーム、15日・ZOZOマリン)の選手間投票の結果が29日に発表され、巨人・阿部慎之助内野手(38)が一塁手として初めて選出された。現在は右膝を痛めて2軍で調整するが、30日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(ジャイアンツ球場)で実戦復帰し、患部に問題がなければ、7月1日のDeNA戦(東京ドーム)から1軍に昇格する。

 球宴を前に朗報が舞い込んできた。借金8の5位に低迷するチームに、主砲が帰って来る。18日のロッテ戦で右膝を痛め、翌日に出場選手登録を抹消された阿部が、7月1日のDeNA戦で1軍に昇格することになった。ジャイアンツ球場でフリー打撃や故障後初のスライディング練習もこなし「普通のことができるようになっている。いつ声が掛かってもいいように、準備して待っている」と力を込めた。

 球宴前までの前半戦は残り12試合。7月4日からは9連戦が控えるだけに、戦列復帰となればチームには大きなプラスになる。「明日(30日)は試合に出させてもらいます」と2軍戦で実戦復帰し、患部に問題がなければ1軍に合流する。高橋監督は「何とか最短でと本人とも話していた。あとはどれだけやれるか。スタメンで行けるのか代打でとなるのかは(試合に)出てみないと分からない」と説明。仮に代打で待機することになっても「相手は考えるでしょうから」と切り札として起用することになりそうだ。

 この日は球宴の選手間投票で一塁手部門で選出が決定。7月15日の第2戦は地元・千葉での試合となるだけに「千葉出身なんです、というのを知ってもらえれば」とジョーク交じりに意気込みを口にし「いろいろな話ができると思う。自分のキャリアの中でも役に立てる時間にしたい」と続けた。チームトップの10本塁打をマークする阿部が、巻き返しを図るチームをけん引する。 (川島 毅洋)

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