ハム4連敗も大谷が光 代打適時打「個人的にはいい打席」

[ 2017年6月29日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム5―6ソフトバンク ( 2017年6月28日    ヤフオクドーム )

<ソ・日>5回2死一、二塁、左前適時打を放つ代打・大谷
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 一塁ベースで日本ハム・大谷は手がしびれたポーズを見せた。3―4の5回2死一、二塁。復帰後初安打となる一時同点の適時打を放った。

 「復帰2打席目であんなに内角のスライダーとか見られると思わなかったので、個人的にはいい打席だった」

 2日続けての代打出場。この日は懐をえぐられた。3球で追い込まれたが、粘った末の8球目。スライダーに詰まりながらもフラッと上がった打球は左前で弾み、二塁走者のレアードが生還。4月6日のロッテ戦以来、83日ぶりの安打に「昨日も(球が)見えていたけど、ついていけてなかったので、今日は何とか安打になって良かった」と振り返った。

 課題もはっきりした。大谷は直後に代走を送られた。栗山監督は「次の打席が回ってくるわけではないしDHのところで(代打で)いったわけではない」と説明。現状では、「代打・大谷」はもう一人の野手を起用することを意味する。

 29日も代打待機が有力だが、試合前にブルペン入りも予定しており、負担を考慮し、代打を回避する可能性もある。23日に大谷と話し合いの場を持った栗山監督は「これから(の起用法)について話した」と言う。今季4度目の4連敗。DHでのスタメン復帰はもちろん、勝利に導く二刀流の復活こそが現状打破の鍵を握る。 (柳原 直之)

 ≪得点圏での代打率は.389≫大谷(日)が5回2死一、二塁から代打同点タイムリー。代打で打点を挙げるのは、昨年8月27日の西武戦(代打ソロ)以来自身11度目。うち、同点の肩書がついたのは、14年7月22日のオリックス戦以来3年ぶり2度目になった。これで大谷の通算代打成績は打率.306(49打数15安打)、4本塁打、13打点となり、前日までの.292から3割台に到達。また、走者得点圏での代打率は.389までアップと好機の起用で結果を出している。

 ▼日本ハム・中田(3回1死満塁でチーム31イニングぶりの得点となる同点2点打)4連敗は悔しいですが、これが現実。切り替えてやるだけです。

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