イチロー 史上最年長センター先発 ヘンダーソン上回る43歳246日

[ 2017年6月27日 05:30 ]

ナ・リーグ   マーリンズ4―2カブス ( 2017年6月25日    マイアミ )

<マーリンズ・カブス>イチロー(右)はスタントン(中央)、オズナと勝利の儀式(AP)
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 マーリンズのイチロー外野手(43)が25日(日本時間26日)、カブス戦に「1番・中堅」で先発出場した。中堅手として43歳246日で先発するのは、史上1位の通算1406盗塁、同22位の3055安打を誇るリッキー・ヘンダーソンがレッドソックス時代の02年にマークした43歳211日を上回る史上最年長記録となった。

 大リーグ公式サイトは「殿堂入り間違いなしのイチローが新たな歴史を刻んだ」と紹介。03年までメジャーでプレーしたヘンダーソン氏は25年連続本塁打のメジャー記録を持つが、イチローも今季日米通算で25年連続アーチで並び、「先発中堅」では同氏の記録を抜いてみせた。

 守備は右翼に入った前回先発の11日パイレーツ戦以来。フル出場で4つの飛球を無難に処理した。今季初めて1番を任された打撃では無安打だったものの、初回に遊ゴロ失策で出塁。二進後、4番オズナの中前打で先制のホームを踏んだ。試合後は何も話さずに球場を後にした。

 正中堅手イエリチを休ませて43歳を起用したドン・マッティングリー監督は、記録を知らなかったと明かし「彼は走れるし、肩も強い。年齢を全然感じさせない。(本職の)右翼に比べて快適ではないかもしれないが、そこ(中堅)で使うことをちゅうちょしたことはない」と高い信頼を口にした。

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2017年6月27日のニュース