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マー「頭にあります」ダルと100年で2度目の名勝負演じた

ア・リーグ   ヤンキース2―1レンジャーズ ( 2017年6月23日    ニューヨーク )

<ヤンキース・レンジャーズ>8回2死一、二塁、ガロをニゴロに打ち取り雄叫びを上げる田中
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 ヤンキースの田中将大投手(28)とレンジャーズのダルビッシュ有投手(30)のメジャーで初の先発対決が23日(日本時間24日)、実現した。田中は8回3安打無失点、ダルビッシュは7回2安打無失点と互角で勝敗はつかなかった。両軍先発が3安打以下、9奪三振以上で無失点は最近100年で2度目と歴史的名勝負となった。試合はヤ軍が2―1でサヨナラ勝ちした。

 集中力を研ぎ澄ませ腕を振った。田中本来の姿だ。ヤンキースタジアム。ダルビッシュと2人の日本投手が球場の空気を支配した。張り合うように三振を奪い、メジャー戦士を封じるたび、叫んだ。

 「一球一球、意思を持って投げられた。相手がダルさんというのは頭にありますけど、打者に全神経をもっていけた」

 雨で試合開始が1時間42分遅れても、田中の気持ちは乱れない。約30メートルの距離で互いにウオーミングアップをしたが目も合わせなかった。「いい投球をしていると思って(ベンチ)裏では見ていた」。マウンドでは打者に全神経を集中した。横の揺さぶりに、高めのフォーシームも交え、宝刀スプリットの威力を高めた。3回無死一、二塁を乗り切り、三塁も踏ませなかった。

 プロ自己ワーストの6連敗中で、その期間の防御率は8・91。しかし、直近2戦は「ボール自体は(いい球を)いっている」と手応えはあった。それは「リリースポイントの高さ」に表れる。米データサイト「ブルックス・ベースボール」によると、1回2/3を8失点だった5月14日アストロズ戦は1・57メートルの高さだったが、過去2登板は直球で平均9センチ上がった。この日の最速は96マイル(約154キロ)。前回17日の最速より約6キロアップした。

 2学年上の先輩の背中を追ってきた。だがダルビッシュのとらえ方は違う。「昔は弟分じゃないけど…。去年(右肘手術から)復帰してから、アドバイスをもらっていた。2歳違うけど同世代という感じ」と言った。米メディアによると「ともに3安打以下、9奪三振以上で無失点」は最近100年で2度目。好敵手としてぶつかった2人が、歴史に残る名対決を生んだ。

 田中は「次の登板に向けての準備をしっかりとしていく」と話した。まだ復活途上。心技体を注いだ100球を、次へとつなげていくしかない。(大林 幹雄)

 ▼ヤンキース、ジョー・ジラルディ監督 田中は全球種が良かった。今年ベストのパフォーマンス。ダルビッシュとの投げ合いが好影響?それはあるかもしれない。日本でも競い合ってきた2人だから。

 ▽1968年8月26日のセネターズ―ツインズ戦 セネターズのバーテイナは11回を2安打9奪三振、ツインズのペリーも9回2安打9奪三振で両先発が無失点のまま降板。試合は延長13回にセネターズが1―0でサヨナラ勝ちした。なお、1917年には、5月2日のレッズ―カブス戦で両先発が9回までノーヒットノーランで延長に突入する投げ合いがあった。

[ 2017年6月25日 05:30 ]

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