中田“ランボルギーニ弾”「腰痛くなるから」売ったのに…

[ 2017年6月24日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム7―3楽天 ( 2017年6月23日    札幌D )

ランボルギーニ・ウラカンを背に記念撮影する中田
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 ご満悦だ。今季初の1試合2発を放った日本ハム・中田はお立ち台に上がる直前、真っ白なスポーツカーと記念撮影に納まった。自身もCMに出演する北海道に本社を置く中古車販売会社の提供で、試合のMVP賞としてイタリア高級車ランボルギーニ「ウラカン」の1年間オーナー権を獲得。「ランボルギーニは乗り飽きたんで何とも言えないけどね」と笑い飛ばした。

 負ければ自力優勝の可能性が消滅する一戦で勝負強さを示した。4回に左翼席中段に先制の9号2ラン。7回にはバックスクリーン左へ7年連続2桁の10号2ランを叩き込んだ。「久々の感触で気持ち良かった」。この2発で札幌ドームでは通算60本塁打となり、稲葉篤紀(現日本ハムSCO)を超えて歴代最多。ベンチではナインがMVP獲得を意味するハンドルを握るポーズで出迎え、満面の笑みで応えた。

 無類の車好き。試合前には展示されていた別のランボルギーニ車を見学した。今までも2台所有。その魅力を「かっこいい。(エンジン)音が好き」と語る。ただ、昨年に同車の「アヴェンタドール・ロードスター」を売却したばかり。「(車高が低く)腰が痛くなるからやめた…」と苦笑いしたが、自らの活躍で勝利を呼び、気分は悪いはずがない。

 「今、車が何台かあるから駐車場がない。家の近くで駐車場探してくれへん?」と笑い飛ばした後に「翔平(大谷)が帰ってくるとチームの威圧感が大きく変わる。これから全部勝つくらいの気持ちでやる」と話した。主砲もチームもエンジン全開で上位を追う。 (柳原 直之)

 ▽ランボルギーニ・ウラカン ウラカンとはスペイン語でハリケーンを意味する。同社の車は闘牛にちなんだものが多く、ウラカンも19世紀後半にスペインで活躍した闘牛の名前。新車の市場価値は3000万円前後。中田は昨年まではランボルギーニ・アヴェンタドール・ロードスターを愛車としており、こちらは市場価値約5350万円。他にもロールスロイスやレクサスなど中田の愛車は数多い

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2017年6月24日のニュース