中日・岩瀬、1058日ぶり403S!セ最年長42歳7カ月

[ 2017年6月24日 06:36 ]

セ・リーグ   中日1―0巨人 ( 2017年6月23日    東京D )

9回2死で亀井を打ち取りセーブをあげた岩瀬
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 久しぶりに勝利の瞬間をマウンドで迎えた。1―0の9回2死一、二塁。岩瀬は亀井を二ゴロに打ち取ると、左腕からガッツポーズを繰り出した。

 「久しぶりにいろんなものを背負った。セーブが付いたことより、チームが勝ったことの方が大事。勝って終わって良かった」

 最終回はいつものように守護神・田島がマウンドに上がった。だが2死一、二塁のピンチをつくると、代打・亀井のコール。森監督は「嫌な胸騒ぎがあった。それなら思い切って岩瀬でいこう」と左打者に対し、ベテラン左腕を送り出した。

 「あそこで打たれたらバルデスだけじゃなく、田島もダメージを食らう」。初球、スライダーで空振りを奪うと最後はシュートを2球続け、打ち取った。通算403セーブ目は14年7月31日の広島戦以来、1058日ぶり。「今日はちょこっとですが、緊張感がありました」とおどけた。

 15年は左肘を痛め1軍登板なし。昨季も15試合と不本意なシーズンに終わり、今季任されたのは慣れ親しんだ9回でなく、中継ぎだった。そこで変えたのがブルペンでの球数。開幕当初は肩をつくるのに18球を要していたが「中継ぎはいつどこで投げるか分からない。極力、球数を減らさないと」と14、15球にした。出番が9回と決まっている抑えと違い、中継ぎは試合状況によって何度も肩をつくる。「1球でも減らしていかないと。もう若くないんでね」。42歳という年齢に向き合い、変化を恐れず進化を遂げた。

 これで米田哲也の持つ歴代最多949登板まで、あと15試合。記録更新の日はそう遠くない。(徳原 麗奈)

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2017年6月24日のニュース