あれれ?ボールはどこへ?ラバーにすっぽり”消えた打球”首位攻防戦

[ 2017年6月23日 18:27 ]

セ・リーグ   広島―阪神 ( 2017年6月23日    マツダ )

1回裏無死、広島・田中の打球にジャンプした福留だが…リプレイ検証の結果二塁打となる
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 交流戦を終えたプロ野球は23日、各地でセ・パ両リーグの公式戦が再開され、セ・リーグの首位攻防戦となった広島―阪神戦(マツダ)の初回にいきなり珍プレーが発生した。

 広島の先発・ジョンソンが阪神打線を3者凡退に仕留めて迎えた1回裏、広島の1番・田中は阪神先発のメッセンジャーから左翼方向へ大きな飛球を打ち上げた。

 阪神の左翼を守っていた福留はフェンス間際でジャンプ。一瞬、捕球したかに見えた。だが、キャッチはしておらず、ボールはスタンドインもせず、どこかに消えてしまった。

 福留が不思議そうな表情を浮かべる一方で、集まった審判団はビデオによるリプレー検証を実施。その結果、左翼フェンスのラバー部分にもともとあいていた切れ目からボールがすっぽりと中に吸い込まれたことが確認され、田中の打球は二塁打と判定された。

▼公認野球規則6・09(バッターがランナーとなる場合)

 次の場合、バッターはランナーとなる。

 (e)フェアボールが地面に触れた後、バウンドしてスタンドに入った場合またはフェンス、スコアボード、フェンスのつる草を抜けるか、その下をくぐるか、挟まって止まった場合には、バッター、ランナーともに2個の進塁権が与えられる。

 (f)フェアボール(地面に触れたものでも、地面に触れないものでも)がフェンス、スコアボード、フェンス上のつる草を抜けるかその下をくぐった場合、フェンスまたはスコアボードの隙間を抜けた場合、あるいはフェンス、スコアボード、フェンスのつる草に挟まって止まった場合には、バッター、ランナーともに2個の進塁権が与えられる。

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2017年6月23日のニュース