【赤丸急上昇ピッチャー】日大三“デカプリオ”金成 決勝で早実に雪辱を

[ 2017年6月21日 08:40 ]

日大三の“デカプリオ”こと金成
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 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の地方大会の組み合わせが、各地で着々と決まっている。迫る高校球児の夏本番。ぐいぐい力を付けてきた東日本の「赤丸急上昇ピッチャー」をピックアップした。

 日大三(西東京)の「デカプリオ」こと金成麗生(3年)が投打二刀流の夏に挑む。現在は「半々で練習中。投げるたびに良くなっている感じがする」と手応えを口にする。

 豊かな体格から繰り出す強打と、名前の「レオ」を米俳優のレオナルド・ディカプリオにひっかけてチームメートから命名されたニックネームで昨秋、一躍名をはせた。本職は一塁手だが、ここにきて、投手としても評価が急上昇中だ。左腕から最速150キロの球を繰り出し、15日の星槎国際湘南との練習試合には11球団が集結する中、最速148キロを計測して5回1安打無失点。制球力も向上し、小倉全由監督は「これくらい投げられたら助かる」と期待を寄せた。

 打っては高校通算27発。昨秋、今春と連敗している早実とは決勝までお互い勝ち進めば再戦する。通算100発の大台を達成した清宮と対決する可能性があり「夏は自分が投げて抑えられたら」と雪辱を誓った。

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2017年6月21日のニュース