隼太 代打で千金同点打 初球打ち「良い流れに乗れた」

[ 2017年6月16日 05:30 ]

日本生命セ・パ交流戦   阪神3―2西武 ( 2017年6月15日    甲子園 )

<神・西>6回1死一、二塁、代打・伊藤隼は右前に同点適時打を放つ。投手・十亀
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 積極性が光った。1点を追う6回1死一、二塁で代打起用された阪神・伊藤隼が、十亀から価値ある同点適時打を放った。

 「チャンスで使ってもらったことを意気に感じて、結果を出せて良かった。1アウトだったので、しっかり走者を還すことだけを考えていた」

 前日14日に1軍昇格すると即7回に代打起用されたが3球三振に倒れていた。名誉挽回へ、初球シュートに狙いを定め振り抜いた打球は一、二塁間を破る右前タイムリー。5月19日ヤクルト戦以来の打点をマークし1軍生き残りへアピールした。

 今季の代打成績はこの日を含め14打数5安打の打率・357。特に初球打ちは4度目で3安打と高い確率で安打を放っている。「何でも振れば良いというわけではないけど、つないで回った場面だったので良い流れに乗れた」。原口、中谷にヒーローの座は譲ったが、値千金の一打だった。(久林 幸平)

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2017年6月16日のニュース