開幕から76日…巨人・山口俊「凄く長かった」涙のFA移籍後初勝利

[ 2017年6月14日 21:23 ]

日本生命セ・パ交流戦   巨人3―0ソフトバンク ( 2017年6月14日    東京ドーム )

<巨・ソ>お立ち台で、涙を流す移籍後初勝利投手の山口俊
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 巨人の山口俊投手(29)がDeNAからFA移籍後初登板し、6回を無安打無失点で今季初勝利を挙げた。

 お立ち台。今季初勝利の感想を聞かれると「凄く長かったですし、勝ててほっとしています。はい…」。ここまで言葉を紡ぐと、こみ上げるものを抑えきれなった。目に涙をため絶句。唇を震わせた。

 開幕から76日。右肩違和感の影響で2月の春季キャンプから3軍調整が続いた山口俊が、ようやく新天地で1軍デビューを果たした。切れ味鋭いフォークを決め球にソフトバンク打線から8三振を奪い、6回まで安打を許さなかった。6回、坂本勇の先制2ランでが飛び出すと、102球を投げていたこともあり、マウンドを譲った。終わってみれば3投手の継投でセ・リーグ史上初のノーヒットノーラン継投で白星に花を添えた。

 山口は昨オフにFA宣言し、巨人へ移籍した。「FAで来て、凄い迷惑をかけていましたし、この1勝で終わらず、これからしっかりジャイアンツの一員として頑張っていきたいです」。獲得に尽力した堤前GMの退任が13日に発表された中、巻き返しを誓った。

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