全日本野球協会 初の女性理事2人誕生!広瀬史乃氏&山田博子氏

[ 2017年6月14日 18:00 ]

 全日本野球協会(BFJ)は14日、都内で評議員会と理事会を開き、初の女性理事として広瀬史乃氏(50)と山田博子氏(45)の2人を選任した。任期は2年。

 広瀬氏は弁護士。スポーツ新聞でプロ、アマチュア野球担当記者として勤務した。退社後に司法試験の勉強を始め、00年に弁護士登録。弁護士事務所に勤務しながら、2社の社外監査役を務める。「(記者時代に)野球人の方に人生や礼儀、人としての生き方、社会での勝ち抜き方、負けた時の心の癒やし方とかいろんなことを教わった。法律家の仕事をしていても、あの時の教訓がとても生きている。こういう機会をいただいて野球界への恩返しになればいいなと思う」と話した。

 山田氏は静岡県出身で、14年から全日本女子野球連盟事務局長を務め、16年から専務理事。英語が堪能で、04年に女子野球の国際大会通訳を務めたことが野球界へ携わるきっかけとなった。「とてもチャレンジングで、エキサイティングな機会。今後も女子野球の普及とともに、東京五輪に向けた国際的な人材の育成をやっていきたい」と抱負を述べた。

 役員改選で再選されたBFJの市野紀生会長は「(女性の理事就任で)会見をしていること自体がすでに遅きに失しているかもしれないが、女性ならではの感性で積極的に発言していただき、野球の普及・拡大のために貢献していただきたい」と期待を寄せた。

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2017年6月14日のニュース