巨人、交流戦最下位転落 大田に打ち込まれ…由伸監督「話にならない」

[ 2017年6月12日 07:30 ]

交流戦   巨人1―5日本ハム ( 2017年6月11日    札幌D )

5カード連続負け越しとなった巨人ベンチ
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 特定の打者を乗せてしまうと流れは相手に傾いてしまう。巨人は球団ワースト記録の13連敗を止めた後に、再び2連敗。昨季までのチームメートだった大田に3連戦で10打数7安打2本塁打と打ち込まれ、高橋監督は「同じ打者に何度も打たれていては話にならない」と厳しい表情で語った。

 昨オフに大田とのトレードで巨人に移籍した吉川光は、今季初の中継ぎ登板で7回に大田に右越えソロを浴び「低めに投げていれば違う結果になったと思う」と反省した。同じくトレード移籍の石川は左翼の守備で4回無死一塁から田中賢の左中間寄りの打球の追い方を誤り三塁打とし、失点につながるミス。「勝負を懸けたけど結果的に捕れなかった」と悔やんだ。

 5回無死二塁では、辻の二直にクルーズが飛び出して併殺となる走塁ミス。「攻撃も守る方も工夫していかないといけない」と高橋監督。球団ワースト13連敗を止め、大逆転優勝した96年の「メークドラマ」が始まった北の大地で巻き返しを図るはずが、連敗で5カード連続の負け越し。今季ワーストの借金11は06年以来11年ぶり。早ければ15日にも自力優勝の可能性が消滅する。 (川島 毅洋)

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2017年6月12日のニュース