青木 さらに高まる情熱 3000安打は?「結果そうなればもちろんいい」

[ 2017年6月12日 09:39 ]

青木 日米通算2000安打

日米通算2000安打を達成し、名球会のジャケットに笑顔の青木(AP)
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【青木一問一答】

 ――2000本目を打った時に1本目を思い出したというが、気持ちはどう違った

 「あの時はもう、これからプロでやっていくぞ、というか、そういう気持ちでしたけどね。やっぱり、いろんな経験をしてきて、いろんな考え方も生まれてきて。その中で今日も一本がこうやって出て、野球に対する情熱というのが失われていないというのか。むしろ上がってきているというのがあったので。また、ああやってスタンディングオベーションをやってくれるのを見て、やっぱり、うれしかったですし。そういう気持ちです」

 ――打撃スタイルも考え方も、柔軟性はどこからきている?

 「いやあ、分からないですけど(笑い)。難しいな。どこか自分が間違っているんじゃないかという時がありますね。いつも。もしかしたら間違っているかもしれないと、いつも思っているかもしれない。だから、いい方向に行っていても、いいところはあるんですけど、どうしても悪いところが、それを続けていたら出てきたりするので。だからそこに対してはアンテナを張ってやっていましたけど。それがドツボにはまってしまったりとか、いうことにもつながりかねない。だから決めつけるとよくない、みたいなところが自分の中ではありましたけどね。決めつけたくない、ですね。いつもフラットでいたいというか、そういう気持ちはやっぱり、ありましたね」

 ――情熱が上がり続けている、と。3000という数字は見えている?あくまで、チームの勝利のためにプレーする先にあるもの?

 「そっち(後者)ですね。3000というより、結果そうなればもちろんいいですけど、あくまでワールドシリーズに出るとか、カンザスシティーにいた時も最後は負けてしまっていますし。あそこを最後に勝ちたいなというのが。しかも、今年チャンスですからね。このチームに来て。何とかここで自分自身も結果を出して、チームに貢献したいなと思っていますけど」

 ――チームメートからの祝福は

 「シャンパンをみんなで乾杯してくれて。監督が、ノリが日米通算で2000本打った、素晴らしい成績で、日本人でもメジャーを経験した選手で数人しかいないというふうな言い方をされていましたけど。チームは負けてしまいましたけど、チームがそうやってしてくれたことに感謝しています」

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