青木らしい安打で達成 球場全体が祝福「うれしかった。びっくりした」

[ 2017年6月12日 09:28 ]

青木 日米通算2000安打

日米2000安打を達成したアストロズの青木はヘルメットを取って声援に応える(AP)
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【青木一問一答】

 ――日本の偉大な選手たちの仲間入りを果たした

 「やっぱりうれしく思います。ただ、まだまだ自分は野球をやりたいですし、先程も言いましたけど、野球に対する情熱は全く消えることがない。むしろ上がっているぐらいですから。ここからまたエンジンをかけて、上げていきたいと思います」

 ――日本では野球人口が減っており、この2000安打を見て、野球のよさを感じる子どもいると思う。彼らに何を伝えたいか

 「WBCもそうですが、野球が世界に広がっていってほしいという気持ちはあります。日本もそうですけど。今日も2000本を達成したからかもしれませんが、今まで以上に子どもからの反応がよかった。“アオキ!アオキ!”って、レフトスタンドで叫んでいる声が聞こえて。自分のプレーを見て、日本もそうですし、アメリカの子どももそうですし、プロになりたいと思ってくれて、野球界の裾野が広がることにもつながると思いますから。自分は今まで通り全力でプレーすることだと思いますし、一つでも感動を与えられるようにと思います」

 ――記録達成時、観客席のファンや相手選手も拍手していた

 「やっぱり、うれしかったですね。自分の野球の歴史、今までの結果を認めてくれたわけですから、すごくうれしかったです。びっくりしました。ああいうふうに一瞬プレーが中断したというのは」

 ――米国の野球の懐の深さを感じた?

 「もちろん、自分の精一杯のことをやったわけですから。もちろん日本とアメリカとではプレーするところは違いますけど、でも、自分の野球人生の中で一つの切りのいい数字というか、そういうものなので」

 ――達成した瞬間は笑顔がなく、スクリーンに表示が出てから笑顔に

 「やっぱり、ちょっと負けていたしね。次のプレー、という感じでもありましたし。ああいうふうに、スクリーンを見て実際、今はちょっと笑っていいんだなというのがあったので。もちろんヒットを打ったことはうれしいですけど、ただ試合に負けていた部分もあったので。本当のところでは、あまり笑えないなと、そういう気持ちでした」

 ――左投手から外角を三遊間へ。らしい安打だったのでは

 「今日に関してはああいう狙う通りの打撃ができたと思いますし、いつもああいうふうに打てたらいいんですけどね。なかなか、ここ1カ月くらい、自分が思ったような打撃ができなかったので。でも今日、本当にいい形で打てたというところもありますし」

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