岐阜経大152キロ右腕に猛虎熱視線「桑原みたいに…」

[ 2017年6月9日 08:50 ]

全日本大学野球選手権第4日・準々決勝   岐阜経大2―4東海大北海道 ( 2017年6月8日    神宮 )

<岐阜経大・東海大北海道>5回から登板し、2回を無失点に抑えた岐阜経大・浜口
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 無名の最速152キロ右腕に猛虎がホレた!岐阜経大の浜口雄大投手(4年)が大学選手権の準々決勝・東海大北海道戦で今大会初登板。5回から2イニングを被安打1の2奪三振、無失点にまとめた。球場表示で最速は149キロを計測。担当の熊野輝光スカウトは将来性を評価した。

 「球のスピード、腕の振りが一番の魅力。変化球の精度が上がれば、十分プロでも使えるんじゃないかな」

 浜口は2年秋から登板しているが、今春から台頭してきた本格派だ。スライダー、フォーク、ツーシーム、カーブ、カットボール、チェンジアップと球種も豊富。今春はおもに救援登板で18回2/3を投げ、防御率0・96。自身初の全国舞台で快投した浜口は「直球で押していこうと思った」と汗をぬぐった。

 熊野スカウトが引き合いに出したのは中継ぎで活躍する桑原だ。「うちの桑原みたいに5回以降の1、2回に適しているかな」。浜口自身、卒業後は社会人野球へ進む考えを示したが、この日の快投でその周辺は騒がしくなりそうだ。

 ◆浜口 雄大(はまぐち・ゆうだい)1995年(平7)6月25日生まれ、高知県四万十町出身。窪川小5年から窪川ワイルドボーイズでソフトボールを始め、捕手。窪川中では軟式野球部に所属し、一塁手。高知農で2年から投手に転向。岐阜経大では2年秋からリーグ戦に登板し、通算2勝。遠投100メートル。1メートル76、74キロ。右投げ左打ち。

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