西武・雄星、6回2失点で6勝目!開幕10試合連続QS達成

[ 2017年6月2日 21:14 ]

<交流戦 ヤ・西>瑠美夫人が応援する前を通り引き揚げる菊池
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 西武の菊池が今季6勝目を挙げた。2日のヤクルト戦(神宮)で6回を投げ5安打2失点。今季両リーグ通じてただ一人のクオリティースタート(QS=先発登板して6回以上投げ、3自責点以下)100%を守る安定したピッチングを披露し、開幕から10戦連続QSを達成。作季からの年またぎだと11戦連続QSとなった。

 防御率トップの左腕は最低限試合を作った。1点リードして迎えた3回、2死から山田に左前安打で出塁されると、続く坂口に右中間を破る適時二塁打で同点。4回には大引にレフトスタンドへ3号ソロを浴び、勝ち越しを許した。しかし、5回からは2イニング連続で三者凡退に仕留め、いつも通りエースとしての役割を果たした。

 打線は7回、先頭の栗山が中前、メヒアが左前と2者連続安打でチャンスを作ると、続く炭谷が三塁線へ完璧な送りバントを決め1死二、三塁。菊地の代打・外崎を迎えた場面でヤクルトの捕手・中村が原樹の変化球を弾いてパスボール。その間に三塁走者が本塁へ生還し同点とした。その後、外崎が死球で出塁し、盗塁を決めて1死二、三塁の場面で金子侑の遊ゴロの間に追加点を奪い、3―2と勝ち越し。菊地に勝ち投手の権利が転がり込んだ。

 ヤクルト先発・原樹は7回を投げ7安打3失点(自責1)と好投したが、今季2勝目はならず。交流戦初勝利もお預けとなった。ヤクルトはこれで4連敗、リーグ最下位脱出とはならなかった。

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