阪神・秋山 エースに投げ勝つ!石川&金子とのマッチアップ「自分の価値上げる」

[ 2017年5月30日 08:15 ]

交流戦   阪神―ロッテ ( 2017年5月30日    ZOZOマリン )

キャッチボールで調整する秋山
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 交流戦の初陣を託された阪神・秋山は、パ・リーグの各球団エース級との対決へ闘志を燃やした。

 「投げさせてもらえることに感謝してやれているので。今は、しっかり試合を作ることを考えて、相手は変に意識せずやれていると思う」

 プロ8年目で初の開幕ローテーション入りを果たすと、白星こそ3勝(3敗)止まりも、全8試合で6イニング以上を投げ、7試合がクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)と投手陣随一の安定感を見せている。4月25日のDeNA戦(甲子園)からは信頼の証とも言える週頭となる火曜日の先発を託されている。エース格との投げ合いでも、互角以上に渡り合ってきた。

 記憶に新しいのが、5月9日の巨人戦(東京ドーム)での菅野とのマッチアップ。7回6安打2失点にまとめ、4失点した球界屈指のエースに投げ勝って見せた。同じ顔合わせとなった前回23日の同戦(甲子園)も、黒星は喫したものの、7回1失点で意地を見せた。

 30日のロッテ戦も昨年、パ・リーグで最優秀防御率のタイトルを獲得し、第4回WBCの侍ジャパンにも選ばれた石川との投げ合い。予定通りなら、1週間後もオリックス・金子と、厳しい戦いが続く中でも、勢いに乗る右腕は、下克上の快投を描いている。

 「(石川との投げ合いも)自分の価値を上げるチャンスではあると思うので。特別意識することなく、今まで通りやることをやれば、(自分の)価値も上がってくる」

 この日は甲子園での指名練習に参加し、ショートダッシュなどで最終調整を完了。キャリア初となる交流戦の先発マウンドも、背伸びせず、腕を振ることを宣言した。

 「(交流戦でも)巡ってくる1試合だと思って。無駄に下位打線に出塁されて上位につながれないように。イニングの先頭(の出塁)は得点につながりやすいので」

 進化を遂げた投球で、パ・リーグの猛者たちを驚がくさせる。 (遠藤 礼)

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2017年5月30日のニュース