球児 2K!1000奪三振王手 筒香と梶谷を見逃し斬り

[ 2017年5月29日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―6DeNA ( 2017年5月28日    甲子園 )

<神・D>5回から3番手で登板し、2奪三振の藤川
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 笑顔なき王手だ。1―6と大差の付いた5回からマウンドに上がった阪神・藤川が、4月6日のヤクルト戦(京セラドーム)以来、今季2度目の“イニングまたぎ”。2回を1安打無失点、2三振を奪い、プロ野球史上147人目の通算1000奪三振まであと1に迫った。

 「それは何とも思っていないんで…」

 屈辱的な敗戦で首位陥落とあって、試合後は絞り出すように少しだけ言葉を残したのみ。イニングまたぎについても「そうですね」とうなずいただけだった。

 ただ、いくら敗色濃厚な展開だろうとも「一球入魂」のスタイルは変わらない。まずは5回先頭の筒香を真ん中低めのストレートで見逃し三振。2死から戸柱に右前打を許したが無失点で終えると、6回の守備でもマウンドに向かう。死球と四球でピンチを招いたものの、1死一、二塁から梶谷を再び低めの真っすぐで見逃し三振斬り。DeNA打線の誇る左打者2人にバットを出させず、通算奪三振数を999まで伸ばした。

 早ければ、30日のロッテ戦(ZOZOマリン)にも大台到達。勝ち試合で笑顔で決める。

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2017年5月29日のニュース