大谷 フリー打撃で場外弾3発 ド軍編成部長が3日連続視察

[ 2017年5月29日 05:30 ]

大谷の場外弾でヘコんだ車のルーフ部分
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 左太腿裏肉離れで2軍調整中の日本ハム・大谷が28日、2日連続で屋外でフリー打撃を行い、38スイング中、場外弾3発を含む11本の柵越えを披露した。場外弾の1発目は右翼防球ネット後方に停車中だった車の屋根に直撃する特大弾で「ケガする前がどういう感じか比較できないので分からないけど、むしろ(ケガする前より)良くなるように頑張りたい」と振り返った。

 打撃投手は3年目右腕・立田が務め、大谷にとって故障後、初めて投手との対戦。ドジャースのゲーレン・カー編成部長は3日連続で視察に訪れた。フリー打撃のほか、ポール間走はダッシュ、キャッチボールなどのメニューも精力的にこなした。現状について大谷は「いろいろと試せる(時期)と思う。“守る数字”もないので自分がやってきたものを自分が復帰した時に出せるように頑張りたい」。「守る数字」とはわずか8試合に出場しただけの前半戦の打者成績のことで、「前半戦積み上げてきたものがないのでここからやるしかない。優勝できるように頑張りたい」と意欲的に語った。

 次クールからスパイクでのダッシュ、ショートピッチ(短い距離の投球練習)などを始め、その翌週にベースランニングを再開する予定。本田訓宏2軍トレーナーは「急に(調整ペースを)上げることはない」と話しており、現実的には6月下旬の交流戦明けの1軍復帰が見込まれる。

 大谷は1軍の試合を「見ている」と言い、「チームに合流していないので特に僕から(どうこう)はない。戻った時にチームがどういう状況か把握なのかできればいいのかなと思う。しっかり試合を見て、復帰したときのイメージを持ちながら練習できればいい」と話した。(柳原 直之)

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