慶大 優勝に王手 戦後初の満塁弾2発「効果的だった」

[ 2017年5月27日 17:36 ]

東京六大学野球春季リーグ戦最終週第1日   慶大8―5早大 ( 2017年5月27日    神宮 )

<早大・慶大>7回1死満塁、勝ち越しの本塁打を放つ慶大・柳町
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 連勝すれば2014年春以来の優勝が決まる慶大が、戦後初となる満塁本塁打2本で早大を下し優勝に王手をかけた。

 緊迫した試合展開を動かしたのが清水翔太(4年)6回、1死満塁から郡司裕也(2年)が捕邪飛に倒れて2死となった場面で、左腕小島のストレートを右翼席に運んだ。「とにかく後ろにつなぐんだと思って打席に入りました。上がりすぎたかなと思ったけど、いい風が吹いてくれました」清水翔は殊勲の一打を振り返った。しかし7回に早大につかまり一挙5失点。流れが一気に早大へと向かいかけたその裏、今度は柳町達(たつる、2年)が1死満塁から早大の左腕ルーキー早川隆久から右翼席へ弾丸ライナーで叩き込んだ。

 「スライダーが多かったので狙ってました。その球が甘くきたので最高の打撃ができました」と端正なマスクをほころばせた。ヒットはこの6、7回の2安打ずつの計4本。効果的な満塁弾で優勝にあと1勝までこぎつけた。「なに?って試合。よくつないだというか効果的な2発だったね」と就任3年目の大久保秀昭監督も満足そうな笑顔を見せていた。

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2017年5月27日のニュース