プロ野球選手の出身高は? 横浜、広陵が東西横綱 かつての雄PLは…

[ 2017年5月26日 09:30 ]

横浜高出身の代表格といえばDeNAの筒香
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 東西横綱は「横浜」と「広陵」――。交流戦も目前となり、熱戦が続くプロ野球。絶賛発売中の「2017スポニチプロ野球選手名鑑」をもとに、各選手の出身地に続いて今度は「出身高校」を数えてみた。ドラフトを経て入団し、日本の高校を卒業している支配下登録選手738人のうちの最大派閥は…。トップは横浜高校。セ、パ8球団で計17人がプレーしており、特にDeNAには倉本、石川、後藤、荒波、筒香、乙坂と6人(なぜか野手ばかり)もいる。地元の強豪校。ファンも思い入れたっぷりに応援できるに違いない。

 そんな横浜高に続いたのが西の雄・広陵だ。6球団で計15人。阪神、巨人が3人で、地元球団の広島には最多の5人(野村、中田、白浜、上本、土生)が所属している。東西トップの両校。DeNA、広島が最も多いのは地域密着の流れと無縁ではないだろう。以下は大阪桐蔭が7球団14人、東海大相模が5球団10人、日大三と敦賀気比が6球団8人、九州国際大付(6球団)と帝京(4球団)が7人…となった。

 東海大と日大は系列校の数もすごい。東海大は相模を筆頭に甲府、浦安、山形、菅生、翔洋、市原望洋、仰星、二、四と実に計10校(計23人)のOBが現在、プロの世界でプレー。特にオリックスには相模、浦安、山形、菅生、四と5校の出身選手がいる。一方の日大は佐野日大、長崎日大、宮崎日大、日大藤沢、札幌日大、日大三島、大垣日大、日大山形に日大三を合わせ、こちらも計9校(22人)の大所帯だ。

 かつて最大の勢力を誇ったであろうPL学園は福留(阪神)、松井稼、今江(楽天)ら6人。同校はすでに休部状態で、大阪府高野連に脱退届も受理されている。今後、もうOBは増えないかも…と考えると寂しい。そのPL学園と並んで6人がプロ入りしているつくば秀英は、新興勢力の筆頭だろう。阪神のドラフト1位・大山、西武の同2位・中塚らが同校出身。甲子園出場こそないものの、ファンにはおなじみに名前になってきている。

 ちなみに738人のうち、高校時代に春夏の甲子園に出場経験があるのは332人。全体の約45%という結果になった。甲子園経験者が最も多く所属しているのは日本ハムの35人で、以下はヤクルト34、オリックス31人。少ないのは楽天、西武の21人だった。さて、あなたの地元の高校出身の選手は、どの球団でプレーしていますか?(記者コラム・鈴木 勝巳)

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2017年5月26日のニュース