糸井 自己ワースト28打席連続無安打、険しい表情「何もない」

[ 2017年5月25日 06:00 ]

セ・リーグ   阪神1―3巨人 ( 2017年5月24日    甲子園 )

<神・巨>9回1死、右飛に倒れ、この日も無安打に終わった糸井
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 はまり込んだトンネルの出口が見えない。阪神・糸井は4打席無安打に終わり、自己ワーストを更新する連続無安打が7試合28打席まで伸びた。その間は犠飛などがなく、四死球や失策で塁に出ることもない屈辱的な“1人完全試合状態”だ。

 全体練習前には早出特打を実施。片岡打撃コーチの指導を受けながら約30分間で106スイングした。柵越えは17本を数え、復調へ必死だった。ところが試合では二ゴロ、二ゴロ、一ゴロ、右飛。最終9回、フルカウントからカミネロの直球を捉えた打球は角度が付いて上がっても右翼フェンス手前で失速した。

 帰り道では険しい表情で「何もないよ」とだけ言い残した。打率・265まで下降。生涯打率も・2999となり、この先も6打数無安打が続けば、・2994となって数字上でも“生涯3割”から陥落する窮地に直面した。(久林 幸平)

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