巨人　緊急事態乗り越え３連勝！田原好リリーフ　阪神は鳥谷流血交代

セ・リーグ   巨人３―１阪神 （ 2017年5月24日    甲子園 ）

８回１死二塁、亀井は先制の右前適時打を放つ
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　巨人は先発の吉川光が危険球退場になるアクシデントがあったが、緊急登板した２番手の田原が好リリーフ。０―０で迎えた８回に代打・亀井が適時打を放って先制し、９回には長野の２点適時三塁打で阪神を突き放した。

　４回までパーフェクト投球を見せていた吉川光が、５回１死三塁から阪神・鳥谷の顔面に死球を与えて危険球退場。両チームに警告が与えられ球場が騒然とする中、今季未登板の田原が急きょマウンドに上がった。

　思わぬ形で今季初登板を迎えた田原だったが、絶対絶命のこの場面で好リリーフを見せる。代打・伊藤隼を投ゴロ、８番・梅野を二ゴロに斬って１死一、三塁のピンチを無失点で切り抜けた。

　７回まで無得点に抑えられていた打線だが、８回に先頭の代打・相川が右前打で出塁する。長野の犠打で１死二塁とすると、代打・亀井が２番手の桑原から右前適時打。高橋監督の代打策が実り、巨人が待望の１点を先制した。

　９回には３番手・藤川を攻め、２死二、三塁から長野が中越えの２点適時三塁打。リードを３点に広げ、首位・阪神に連勝を飾った。

　阪神は先発の能見が７回無失点の快投も、打線が援護できず。５回には鳥谷が顔面に死球を受け、流血しながら負傷退場するなど後味の悪い試合となった。