高野連 女性理事を初登用へ「女性の立場からいろいろなご意見を」

[ 2017年5月16日 05:30 ]

昨夏、女子マネジャーの甲子園練習参加が大会本部によって制止される
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 日本高野連は15日、17日に開く評議員会で初めて女性理事を登用することを明らかにした。2年に一度の改選で、2人の女性理事が誕生する見通し。従来とは異なる視点を取り入れることが狙いで、経済界などから候補者を選定しているとみられる。正式決定まで具体名は公表しない。

 理事の定数は会長や副会長を含めて30人以上35人以内。前身の全国中等学校野球連盟が設立された1946年以降、理事は全て男性が務めてきた。高校野球への女性参画を巡っては、昨夏甲子園で大会本部が女子マネジャーの甲子園練習参加を制止したことに批判的な意見が多く寄せられ、今春センバツから条件付きながら甲子園練習でのサポートが認められた。女性理事の登用について竹中雅彦事務局長は「女子マネジャーの件も含め、女性の立場からいろいろなご意見を頂きたい」と話した。

 来夏の全国選手権大会は第100回。国民的な関心を集める大会の主催者として、節目を前に「改革」を打ち出した形となった。

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