明大・長江、1回無失点「捕手が近く感じた」 善波監督もうなる逸材

[ 2017年5月15日 10:21 ]

東京六大学野球フレッシュリーグ戦   慶大2―2明大(規定により7回終了、引き分け) ( 2017年5月15日    神宮 )

 明大の2番手でマウンドに上がった長江理貴(2年)は1イニングを無失点に抑えた。高校球界では無名の帯広緑陽出身。中学時代は野球とスケートの“二刀流”で、全中のスピードスケート500メートルでは全国優勝も果たした。スケート強豪校からの誘いもあったが「野球がしたい」とスケートを断念。野球一本に絞った。高校時代は140キロを超えるストレートにスカウトから注目されたが、本格的に野球に取り組んだのは明大に入学してから。善波達也監督は「遠投を見てすばらしい素材だと思った」と潜在能力の高さに期待する。

 スケートで鍛えただけに太ももが太すぎるため「野球のできる太ももにしろ」と監督から珍指令が出るなど、走り込み、投げ込みなどで投げられる状態になった。

 「きょうは捕手が近く感じました。今度はリリーフじゃなく先発で投げたい」と意欲を見せる。ストレートは143キロをマークした本格右腕。1メートル81、85キロの伸びしろ十分な長江の成長に注目だ。

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2017年5月15日のニュース