緊急登板いきなり死球も…エスコバー3球初勝利 ブーイングにも動じず

[ 2017年5月14日 18:18 ]

パ・リーグ   日本ハム4―2ロッテ ( 2017年5月14日    東京D )

<日・ロ>スタンドのファンを背に笑顔を見せるレアード(左)と来日初勝利のエスコバー
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 今季から加入した日本ハムの左腕エスコバーが5回途中から緊急登板し、わずか3球でラッキーな来日初勝利を手にした。

 出番は突然回ってきた。2―2の5回2死一塁、先発メンドーサの清田の頭部付近をかすめたボールが死球となり、栗山監督の抗議も実らず危険球で退場。エスコバーは急きょマウンドに上ると、柴田への初球がいきなり死球となって激しいブーイングを浴びたが、動揺はなかった。2死一、二塁とピンチを広げるも、続く鈴木を1ストライクからの2球目、低め直球で一ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。

 その裏にレアードの勝ち越し打が飛び出し、来日3試合目で初白星を手にした25歳。試合後、レアードとともに来日初のお立ち台に上ると、インタビューアーの「見事3球で初勝利!」という問い掛けに「いい感じで勝ち星を挙げられたと思います」とニッコリ。緊急登板については「それが野球というスポーツだと思っているので、与えられた仕事をこなしただけ」と涼しい表情で振り返っていた。

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