中日ビシエド 9回逆転弾 森監督信じられない「勝ったの?今日?」

[ 2017年5月14日 05:30 ]

セ・リーグ   中日4―3ヤクルト ( 2017年5月13日    松山 )

<ヤ・中>9回1死一、三塁、ビシエドは左越えに逆転の3ランを放つ
Photo By スポニチ

 中日の敗色ムードを一振りで吹き飛ばした。2点を追う9回1死一、三塁。ビシエドが秋吉の初球、外角寄りのスライダーを強振した。打球は大きな弧を描き、竜党の待つ左翼席に着弾。逆転3ランを見届けながら、ゆっくりと一塁ベースに歩を進めた。

 「しっかりと捉えられたので打った瞬間、行くと思った。9回にランナーがいて逆転。最高です!」

 小川に8回まで3安打の苦戦。得点は3回にゲレーロの7号ソロで奪った1点のみだった。土壇場からの逆転勝利に森監督も「勝ったの?今日?」と信じられない様子。今季は両リーグ最多13度の逆転黒星があり、「真中監督の気分でいる。気持ちはよく分かる」と自嘲気味に笑った。

 坊っちゃんスタジアムのある松山市は日本最古とされる道後温泉で名高い。殊勲のビシエドは「熱いお湯につかるのは好き。どこか良いところある?」とご機嫌。5月に入ってからは10試合で打率・471、4本塁打と絶好調で、主砲のバットはしばらく湯冷めしそうにない。 (徳原 麗奈)

 ▼中日・アラウホ(8回に登板して1回無失点に抑えて来日初勝利)走者に三塁まで行かれたが、還さないよう心がけた。ウイニングボールは田島からもらい、うれしかった。

続きを表示

2017年5月14日のニュース