二木勝利後の連敗を二木が止めた 憧れムネ斬り「うれしかった」

[ 2017年5月7日 05:42 ]

パ・リーグ   ロッテ4―1ソフトバンク ( 2017年5月6日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>初回を抑えベンチに戻る二木
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 ロッテ・二木が5回1失点と粘り、前回自身が勝った翌日から続いていたチームの連敗を5で止めた。

 初回先頭の川崎を見逃し三振に仕留め勢いづいた。同じ鹿児島県出身の先輩で、小学5年で野球を始めた時に初めて買ったグラブが川崎モデルだった。「ずっと憧れていた。凄く光栄で緊張したけど、うれしかった」。最大風速13メートルとZOZOマリン特有の強風も生かし、決め球フォークが落差を増した。勝負どころの4回2死満塁は首を振り、フォークで高谷を空振り三振に。「風で序盤は制球に苦しんだが、逆に風がなかったら危なかったかも」と頭脳的で、今季のソフトバンク戦8戦目にして初勝利を呼んだ。

 初対面の川崎も「高校名(鹿児島情報)を見てビックリした。あんないい投手が鹿児島から出るなんて幸せ。今日は二木君にやられたかな」と敵ながらあっぱれ。故郷の英雄を斬り、出遅れたチームで今季初となる2勝目をつかんだ。 (後藤 茂樹)

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2017年5月7日のニュース