ラミ喝で勝てた 9回冷や冷やパットンに「しっかり投げてくれ!」

[ 2017年5月1日 05:41 ]

セ・リーグ   DeNA10―9広島 ( 2017年4月30日    横浜 )

<D・広>9回、マウンドのパットンのもとへ自ら話しに行くラミレス監督(右)
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 DeNA・ラミレス監督はたまらずベンチを飛び出し、今季初めてマウンドへ出向いた。9回1死一、二塁。守護神パットンが鈴木に2ランを浴びて2点差に迫られ、なお一打同点のピンチ。投球が単調になっていたため、ハッパをかけた。

 「球種をミックスすれば問題ない。自分自身を出してしっかり投げてくれ!」。パットンは2死満塁から田中に押し出し四球を与えて1点差とされたが、代打・堂林を空振り三振に仕留めた。

 初回に2点を先制し、3回には無死満塁から筒香が右前適時打。さらに「筒香にヒットが出て、僕もしっかり捉えることを意識した」というロペスの左越え4号満塁弾で7―0だ。だがジワジワと追い上げられ、終わってみれば1点差。両軍合わせて29安打、5本塁打の乱打戦を制した指揮官は「今年一番ハラハラした試合」と振り返った。

 昨季は4月終了時点で借金9の最下位だったが、今季は借金1の4位で5月へ。指揮官は「去年に比べれば倍ぐらい良い成績。来月は必ずAクラスになれると信じている」と力強い。今季初の猛打賞をマークした筒香も「感覚はだいぶいい」と手応えを口にした。 (原田 真奈子)

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2017年5月1日のニュース