中村紀洋氏　コーチ就任発表「思いっきり振れる打者になってほしい」

　プロ野球の近鉄、中日などで活躍し、米大リーグでもプレーした中村紀洋氏（４３）が４月から静岡・浜松開誠館高野球部の非常勤コーチに就任したことが１日、正式に発表された。浜松市内の同校で記者会見した中村氏は「子どもたちの夢に向かって、培った経験を元にやっていきたい」と意気込んだ。

　フルスイングが代名詞だった強打者らしく、指導では「思いっきり振れるようなバッターに成長してほしい」と語った。練習ではバッティングも実演し、指導後はチームの本塁打数が増えたという。浜松開誠館中の野球部の指導も行っている。

　大阪府出身の中村氏は１９９２年に近鉄へ入団。２０１４年にＤｅＮＡを自由契約となった。日米通算成績は２１０６安打、４０４本塁打。（共同）