巨人 広島に勝てない1勝5敗…今季初零敗で3位転落

[ 2017年4月28日 08:30 ]

セ・リーグ   巨人0―1広島 ( 2017年4月27日    マツダ )

<広・巨>6回1死二塁、三ゴロに倒れ、ベンチへ引き揚げる阿部(手前)とうつむく高橋監督(左端)
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 打線が今季最少の4安打に封じられ、今季22試合目で初の零敗。巨人・高橋監督は「1点も取れなかったのでね。何とかしなくちゃいけなかった」と悔やんだ。

 1点が遠かった。0―1の7回1死二、三塁。左中間寄りの浅い左飛に、代走の三塁走者・重信がスタートを切った。50メートル5秒7の俊足を飛ばし右足から滑り込んだが、結果はアウト。リプレー検証となったが判定は変わらなかった。重信は「思い切って行けた。セーフかなと思ったんですけど…」と振り返った。

 大西三塁コーチは「勝負を懸けて行かせた。スタートも良かったし、スライディングも強かった」と説明した。指揮官も「行ってもいい条件。いい走塁だったと思う」。左翼手・松山の肩と重信の足を考慮した、紙一重のプレーだった。

 打線は4〜8回まで5度、得点圏に走者を置いたが決定打を欠いた。昨季王者で首位の広島に6試合で1勝5敗となり、9日ぶりに3位に転落。村田ヘッドコーチは「広島に勝たないとな」と、ナインに奮起を求めた。 (川島 毅洋)

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2017年4月28日のニュース