藤浪快気祝いだ!26日インフルから復帰登板「長いイニングを」

[ 2017年4月25日 08:30 ]

甲子園での1軍投手練習に合流し,投内連系を行う藤浪
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 阪神の藤浪が24日、甲子園球場での投手指名練習に参加し、26日のDeNA戦(甲子園)へ快投を誓った。

 「できるだけ長いイニングを少ない失点で投げて、できる仕事をしっかりやっていきたい」

 インフルエンザA型を発症し、16日に出場選手登録を抹消。13日のDeNA戦(横浜)以来、中10日での登板となる。前回は8回6安打1失点の好投で今季初勝利。今回再び同じ敵と相まみえるが「(印象は)良くも悪くもという感じ。球場も変わるし相手打線も変わる。相手どうこうではなく、まずは自分」と、平常心で2勝目を目指す。

 体調面を理由に出場選手登録を抹消されたのは13年5月11日以来。「先発ローテーションに穴を開けてしまったので…」と反省する一方で、「(体調は)全然問題ない。インフルエンザにかかって、正直抹消されるとは思っていなかった」と強調するほど状態は良い。病床中、熱は最高37・6度までしか上がらず、18日には甲子園球場内で練習を再開。「もどかしさはあったし、巨人戦や中日戦にも間に合ったかなと言うぐらいだった」と、胸中を明かした目には闘争心がみなぎった。

 悔しい時間の中でも、実りはあった。20日から合流した鳴尾浜では福原ファーム育成コーチから「しっかり縦振りのラインを出すこと。自分の体の軸からしっかり腕を縦に振ること。マウンドで余計な動作をしないこと」とアドバイスを伝授され、基本を見つめ直す好機となった。

 1軍合流したこの日は、ブルペン投球などで調整。香田投手コーチも「調子は良かった。中10日でしっかり間をあけて投げるという意味合い。良い感覚を持ち続けている」とコンディションの良さに太鼓判を押した。

 「インフルエンザで抹消されたわりには良い練習ができたかなと思う。結果的に(登板間隔が)空いたことが良かったと思えるようにしたい」

 充電期間といえる、10日間だった。(久林 幸平)

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2017年4月25日のニュース