阪神・福留 連日先制打も…下降気味から再び上向き

[ 2017年4月23日 05:53 ]

セ・リーグ   阪神1―4巨人 ( 2017年4月22日    東京ドーム )

<巨・神>初回2死二塁、福留は右前適時打を打つ
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 猛虎4番が放った連日の先制打が勝利につながらなかった。初回2死二塁の第1打席、阪神・福留が田口の内角低めの直球に食らいついた。しぶとくゴロで一、二塁間を破る先制適時打。結果的に唯一の得点となったものの、難敵相手に勝負強さを見せつけた。

 「先取点を取って有利な試合展開にしたかったし、いいところに飛んでくれて(二塁走者の)上本もよく走ってくれた」

 前日の試合でも同じ初回にマイコラスから右越え2号先制3ラン。阪神戦では過去通算7戦4勝無敗だった難敵に土を付ける値千金の決勝弾になったばかりだった。田口も昨季は阪神戦で6戦5勝。再び天敵の出ばなをくじいたが、その後が続かなかった。

 「(田口対策は)チームとして全員でやっていかないといけないでしょうね」

 同じ相手に何度も負けるのはプロ野球選手として屈辱。次の対戦でのリベンジを誓い、打線のリーダーとしてチームメートにも奮起を求めた。2打席目以降は安打は出なかったものの、前日の4安打固め打ちで一気に上昇させた打率・310で大台を維持。気がつけばチームでは鳥谷(・323)に次ぐ数字だ。開幕3連戦で10打数6安打3打点と爆発した後、下降気味だった打撃の状態が再び上向いてきた。23日は敵地勝ち越しがかかる一戦。白星をもたらす一打に期待だ。(山添 晴治)

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2017年4月23日のニュース