中日・森監督「失格」7失点KO若松に激怒!試合中に名古屋送還指令

[ 2017年4月23日 05:44 ]

セ・リーグ   中日4―11DeNA ( 2017年4月22日    横浜 )

<D・中>3回7失点降板の中日先発・若松
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 早々に大勢は決した。ともに今季ワーストとなる13被安打、11失点での大敗。2連勝で止まった中日・森監督は「こういうゲームは年に何回かあるが、この時期にやることじゃない」と力なく振り返るだけだった。

 若松が大誤算だった。1―0の2回2死一塁、戸柱に逆転被弾して一気に崩れた。柴田、投手の石田という下位打線に連打を許した上、1番・桑原に3ランを被弾。3回にも追加点を奪われ、7失点で降板。試合途中に名古屋へ戻ることを命じられた。森監督は「1イニングに(大量)失点するのは野手に申し訳ない。投手として情けない。先発投手として失格」と厳しく断じ、23日に出場選手登録を抹消する見込みだ。

 打たれ方も問題だ。友利投手コーチは「毎回、同じこと。いい時は直球で抑えられる。言い続けているのに」と嘆いた。2回の5安打は桑原の本塁打以外、全てが変化球。中でも柴田には2ストライクという投手有利の状況から高めに甘く入った3球目のチェンジアップを左前へ打ち返された。開幕から4度の先発で一定の役割を果たしたのは8回1失点だった8日のDeNA戦だけ。早くも3敗目となり、首脳陣の我慢は限界だった。

 開幕から19試合連続で先発に白星が付かない異常事態。いまはただ、投打の歯車がかみ合う時を待つしかない。 (桜井 克也)

 ≪単独2位≫中日は先発の若松が3回7失点で負け投手。今季チームの5勝11敗3分けのうち、先発投手陣は0勝7敗。開幕から19試合連続で投手に白星なしは56年高橋の18試合を上回り、53年広島の23試合に次ぐ史上単独2位の長さとなった。またチームはデーゲームで0勝6敗1分けと、こちらも白星がない。

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