地震で昨年登板かなわず…菅野 2年越し3安打完封「熊本が大好きになりました」

[ 2017年4月18日 20:54 ]

セ・リーグ   巨人3―0ヤクルト ( 2017年4月18日    熊本 )

<巨・ヤ>完封勝利した菅野は捕手・小林(右)と肩を組む
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 巨人の菅野智之投手(27)がヤクルト打線を3安打に抑える力投を見せ、今季初完封で2勝目を挙げた。昨年4月14日の熊本地震発生後、初めて熊本で行われたプロ野球公式戦。地震の際には外壁が崩れ、照明灯が落下するなどの被害が出た熊本市の藤崎台県営野球場で、エース右腕がチームに3連勝をもたらした。

 「素直にうれしいです。前回の広島戦は回の途中(6回途中5失点)でマウンドを降りてしまった。悔しかったし、きょうに懸ける思いは相当持っていた」

 快調に飛ばした。許した安打は5回、雄平の二塁内野安打と9回2死からの連打のみ。最後は雄平を中直に打ち取った。117球を投げ5三振と打たせて取った。今季2勝目を昨年4月13日のヤクルト戦(神宮)以来、約1年ぶりの完封で飾った。

 藤崎台野球場では昨年、地震直後の4月19日に予定された巨人―中日戦が中止となった。その試合で先発するはずだった菅野。熊本のファンに2年越しで披露した快投だった。エース右腕は「(熊本に)来ること自体、初めて。きょうで熊本が大好きになりました」と声を張り上げた。

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