肉料理は週1ストイック生活 DeNA関根 神足で今季初サヨナラ呼ぶ

[ 2017年4月15日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4―3ヤクルト ( 2017年4月14日    横浜 )

<D・ヤ>10回1死三塁、白崎の内野安打で生還した関根はセーフのポーズ。捕手・中村
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 DeNAが今季初のサヨナラ勝ちを足でもぎ取った。3―3の延長10回、三塁走者の関根は、ルーキが外角低めへ投じた瞬間にスタートの準備に入った。打席の白崎が放ったゴロは三塁線へ。三塁手から本塁送球されたが、関根の足がタッチよりもわずかに速かった。

 チームメートと笑顔で抱擁を交わした21歳は「セーフだと思った。自分の足で最後に本塁を踏めたことに幸せを感じた」と声を弾ませた。

 50メートルを5秒台で走る自慢の足が、好機を築いた。先頭で打席に立つと、「何とか塁に出たかった」と自らの判断でセーフティーバントをした。これが内野安打となり、暴投とボークで三塁まで進んだ。ここでラミレス監督は「彼のスピードを考慮した」とギャンブルスタートを選択。ぎりぎりで帰塁できるタイミングを計り、関根だから奪えた決勝点だった。

 ストイックな生活を送る。休日前の週に1度しか肉料理を食べず、切れのある身体をつくり上げてきたことが、ここ一番で生きた。チームの連敗を2で止め、今季初のお立ち台に立った関根は「この勢いに乗って、明日からも勝っていきます!」と力強く宣言した。 (中村 文香)

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