梅ちゃん 満塁男打 今季6の3、秋山へ女房の“愛情”

[ 2017年4月13日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8―6DeNA ( 2017年4月12日    横浜 )

<D・神>4回2死満塁、梅野が左前に2点打を放つ
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 虎の「満塁男」だ。阪神・梅野がインサイドワークだけでなく、バットでも投手陣を支えた。

 「あそこが勝負の分かれ目と思ったので、食らいつく気持ちで打ちました。捕手としても、何とかしたい気持ちが強かった。結果として、打ててよかった」

 2点を追う4回2死満塁。カウント2―2と追い込まれてから、相手先発・今永が投じた内角低め直球に食らいついた。バットを指1本分ほど余して短く持ち、144キロの速球をコンパクトに打ち返した。「前の打席で3球三振という結果だったので、何としても打ち返そうと思って食らいついていきました」。ふがいない結果を自らのバットで振り払った。先発・秋山を鼓舞する一撃でもあった。

 この一打を加えて今季の満塁打席は6打数3安打、打率・500、7打点となった。なんと今季の全打点を満塁機の打席で記録。昨季は37試合出場でわずか4打点に終わった背番号44が今季は9試合の時点ですでに倍近い打点を叩き出している。勝負強さを増した恐怖の8番。バッテリーを組んだ秋山に今季初勝利を贈った。(惟任 貴信)

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