金本監督「打線いじろうと思わん」糸井信頼“筒香ばり”活躍を

[ 2017年4月11日 05:53 ]

横浜との相性が良い糸井
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 勝率5割からの貯金生活を狙う阪神の金本監督が今後も当面は打順を固定して戦う方針を明かした。「いいんじゃない。いまはうまく流れているから。何かしようとは思わない」。昨季は143試合で126通りのオーダーを数えるなど苦心した打線の構成。対照的に今季は開幕から8試合を終えた段階ながら先発野手8人の顔ぶれは同じで、打順も開幕3戦目から北條と鳥谷の6、7番が入れ替わっただけ。12球団トップのチーム打率・276、8本塁打で滑り出した“不動の布陣”に手応えをにじませた。

 9日の巨人戦(甲子園)では高山に今季初めて代打を出す場面はあっても、高山、上本、糸井、福留、原口…と並ぶ打線に手を入れる必要性を感じない。特に新加入の糸井について「やっぱり、いいところで打っている」と大きくうなずき、「今年はトリも頑張っている。上本もバント無しで打ってつないでいるし。いま(打線を)いじろうとは思わんね」と繰り返して断言した。

 きょう11日からはDeNAと敵地で3連戦。侍ジャパンで4番を務めた筒香を中心に据える強力打線に対して「向こうには筒香がいるけど。こっちも糸井がいる」と改めて期待を膨らませた。昨季までの交流戦を振り返れば、糸井は横浜スタジアムで通算13試合に出場して打率・367の好成績、DeNAに対しても通算打率・339の好相性を誇る。

 糸井だけではない。9日は北條と上本の計3発でG倒したばかり。「ウチの非力な打者でも本塁打が出そうやし」と狭い敵地での猛打を思い描いた。昨季は横浜スタジアムで8勝3敗1分け。貯金量産の好機が訪れた。(山本 浩之)

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2017年4月11日のニュース