岩村現役引退 復興後押しに意欲「野球で伝えていけることを」

[ 2017年4月11日 05:30 ]

引退会見で汗を拭う福島ホープス・岩村
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 ヤクルトや大リーグ・レイズなどで活躍し、一昨年から独立リーグ・ルートインBCリーグ福島で兼任監督を務める岩村明憲内野手(38)が10日、都内で会見し、今季限りの現役引退を表明。21年の現役生活に「一試合一試合、全力で駆け抜けてきた。これからは経験を軸に野球界に携わって、後輩たちに伝えていきたい」とすがすがしい表情で語った。

 楽天に所属した11年には東日本大震災を経験。20年東京五輪の追加種目、野球・ソフトボールの1次リーグ開幕戦は福島県で開催する方針で「まだ復興が進んでいない部分があるが、子供が明るく笑顔で白球を追う姿は全国で変わらない。世界が注目してくれる。野球を通して伝えていけることを伝えていきたい」と復興の後押しにも意欲を示した。

 今後も9月のシーズン終了まで現役としてプレーしながら指揮を執る。

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2017年4月11日のニュース