早実8強 清宮先制タイムリーで今季初打点 2年生4番・野村は2戦連発

[ 2017年4月9日 20:43 ]

<早実・共栄学園>共栄学園に勝利をしナインとハイタッチする清宮(中央左)
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 高校通算79本塁打を誇る今秋ドラフト1位候補・清宮を擁する早実は9日、春季東京大会4回戦で共栄学園を10―6で下して8強進出を決めた。「3番・一塁」で先発出場した清宮は節目の80号は出なかったが、初回1死二塁から先制の中前適時打を放って今季公式戦初打点。3打数2安打1打点、2四死球の内容に「だんだんよくなってきている。力も抜けてきている」と手応えを口にした。

 試合は8回表に2点差に迫られ、8回の攻撃に入る前に雨が強まり1時間52分の中断。それでも駆けつけた多くのファンや応援団は試合再開を待ち続けた。中断中にはベンチ裏で和泉実監督から「こんなに長い中断の中、応援してくれてる方たちがたくさん待ってくれている。その方たちのためにも負けられない」とゲキが飛んだという。再開後の8回には途中出場の板谷がダメ押しの2ラン。清宮は「本当に負けられないという思いは強かった。そういう人たちのためにも勝てて良かった」と笑顔を見せた。

 2年生4番・野村は4回無死一塁から左中間へ2戦連発となる2ラン。高校通算25号となる一発に「直球狙いだったけど、スライダーにうまく反応して打てた。反応で打つ練習を冬からやってきた成果が出た」とニンマリだった。次戦は15日に準々決勝(神宮第2)で駒大高と対戦する。

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2017年4月9日のニュース