バレ　９回意地のノーノー阻止打「フォーク一本に絞っていた」

セ・リーグ   ヤクルト１―４広島 （ 2017年4月7日    マツダ ）

＜広・ヤ＞９回１死一塁、バレンティン（手前）にこの日初安打を許す加藤
Photo By スポニチ

　ヤクルトのバレンティンが、意地のチーム初安打で新人右腕の快挙達成を阻止した。９回１死一塁、初球の真ん中に入ったフォークを捉えて左前に運んだ。

　一、三塁と好機を広げると、雄平の右前適時打につながり「フォーク一本に絞っていた。それまでいい当たりが何本かあったので、何とか打ってやろうと思っていたよ」と振り返った。

　零敗は免れたが、加藤の荒れ球に手を焼いた。真中監督は「荒れている割には、ちゃんと（球が）来ていた。元々ボールが速いし、絞りづらかったのが敗因」と敗因を挙げた。６回には先頭・坂口が四球で出塁し続く山田の打席でフルカウントから二盗を試みたが三振併殺。わずか３安打で１点と拙攻が目立ち３連敗を喫した。　（原田　真奈子）

　▼ヤクルト・山田（今季初の無安打）コントロールがアバウトで絞りづらかった。フォークは抜けてきて、頭になかった球。

　▼ヤクルト・中村　コントロールが定まらないので、積極的に打っていいのか判断が難しかった。