広島リプレー検証で執念同点 緒方監督「追いタッチに見えた」

[ 2017年4月6日 08:05 ]

セ・リーグ   広島3―3中日 ( 2017年4月5日    ナゴヤD )

<中・広>9回表1死一、二塁、鈴木の左前打で二塁走者の丸がホームアウトの判定もビデオ判定でセーフとなる(捕手・杉山)
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 執念の同点劇だった。2―3の9回1死一、二塁。広島・鈴木の左前打で二走・丸は本塁へと突入した。クロスプレーの判定はアウト。だがリプレー検証の結果、判定は覆り、生還が認められた。歓喜に沸く三塁ベンチの中、丸は力強くガッツポーズ。打った鈴木は「チャンスでしぶとい打撃ができました。丸さんがよく走ってくれました」と言い、緒方監督も「ベンチから一番、見える角度。追いタッチに見えた」と瞬間を振り返った。

 簡単にはあきらめない。2回のエルドレッドの2ラン以降はゼロ行進。逆転を許したが、それでも最後の最後に相手の守護神をとらえた。開幕からの2桁安打は4試合で止まったが、負けなかった。総力戦を戦い切った指揮官は「勝ち切れなかったのは采配もあるが、選手たちはよく頑張った」と粘りをたたえた。

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2017年4月6日のニュース