シフトにやられた…清宮80号お預け「調子上がってこない」

[ 2017年4月6日 05:30 ]

東京都春季高校野球 2回戦   早実8―2中大付 ( 2017年4月5日    神宮第2 )

<早実・中大付>7回2死二、三塁 清宮は右飛に倒れる
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 高校通算79本塁打を誇る早実の清宮が、春季高校野球東京大会2回戦の中大付戦に「3番・一塁」で先発出場した。チームはセンバツ後初の公式戦を8―2で勝ったが、清宮は単打1本の5打数1安打に終わり、節目の80号はお預け。甘い球をファウルにする場面もあり「調子が上がってこない。甘い球を捉えられなかったのは自分のミス」と表情はさえなかった。

 初回に相手先発の足立が「気づいたら(右太腿に)当たっていた」という痛烈な強襲安打を放ったが、後が続かない。相手の守備陣形は右翼手がフェンスに張り付き、長打を警戒。さらに中堅手が右中間、遊撃手が二塁ベース後方、二塁手が一、二塁間後方を守っていた。7回2死二、三塁では右中間への打球を中堅手に好捕され、「清宮シフト」にしてやられた。

 清宮は踏み出す際のグリップの位置が定まらないことやタイミングの取り方を課題に挙げた。「普通の状態に戻さないといけない」。7日の岩倉との3回戦(神宮第2)までに修正し、今度こそ豪快な一発を放つ。(東尾 洋樹)

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2017年4月6日のニュース