清宮の前に一度も走者許さず 東海大福岡・安田 15安打完投勝利

[ 2017年3月28日 05:30 ]

第89回選抜高校野球大会第8日・2回戦   東海大福岡11―8早実 ( 2017年3月27日    甲子園 )

<東海大福岡・早実>8回2死満塁、西田から三振を奪った東海大福岡・安田は雄叫びを上げる
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 32年ぶり出場の東海大福岡が初の8強進出を決めた。早実打線の猛追を振り切った杉山繁俊監督は「出場が決まってから一番対戦したい相手だった。うれしいの一言」と満足げだった。

 1メートル75のエース右腕・安田が15安打されながら完投。5度あった清宮の打席の前に一度も走者を許さず。低めを強振する清宮に対して内角高めを突いた。普段高めは使わないが持ち前の制球力で試合前日、捕手・北川と2、3球練習しただけで持ち球として「当ててもいいという気持ちで腕を振った」と2打席目まで完璧に打ち取った。終盤に2安打されたものの「ファウルにしかならないコースを突けた。思い通り。フルスイングはさせなかった」と胸を張った。準々決勝は大阪桐蔭が相手。強豪を下した勢いで西の横綱も倒す。

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2017年3月28日のニュース